鍵と産業革命の関係

産業革命の度に鍵は進化をして来た

ドアノブ

産業革命の度に鍵は進化をして来たといってもいいかもしれません。
産業革命というとモノ作りが大きく変わったりした時代になるわけですが、モノ作りが変わるとモノを管理する方法も必要になるということがあるのでしょう。18世紀にヨーロッパで起きた産業革命においては、タンブラー錠というものが出来ました。これは長さの違うピンを並べて仕掛けるタイプの錠です。シリンダー錠といわれるものの一つですが、これを進化させてピンタンブラー錠というものも出来ました。
これが今でもよく目にする家の玄関の鍵などによく用いられているものです。

ピンタンブラー錠の仕組み

その仕組みは意外と単純で、鍵が錠の中にあるピンシリンダーを押していき、全てのピンシリンダーの高さが揃うと鍵を回すことができるようになり、これで解錠が出来るという仕組みです。
分かればそんなにすごいものというわけではありませんが、これが出来たことで、厳重に物を管理できるようになったわけです。

物があふれる時代には、その管理の方法も問われるわけです。最近では電子情報という新しい情報が登場して巷に電子情報が溢れる時代となったわけですが、この電子情報を守るための電子錠も開発されていて、これも時代を反映していると考えていいでしょう。